ADの情報をCSVなどにエクスポートする方法
Active Directory(AD)には、ドメイン・ユーザーのアカウント名やID、所属グループといった情報が格納されている。それらの情報をエクスポートして加工し、別の用途に使いたいことがある。例えば、ユーザー・アカウントの台帳をExcelで管理する場合や、ADと連携していないサーバ・ソフトウェアでADのアカウントと同じ名称のアカウントを登録したい場合などが挙げられる。 ADのアカウント情報をエクスポートするには、マイクロソフト提供のcsvdeコマンドやldifdeコマンドが手軽で便利だ。前者はCSV形式で、後者はLDIF形式(1行ずつ属性名とその値が記録される形式)で出力される。VBScriptやPowerShellなどのスクリプトでもエクスポートできるが、少なからずプログラムを組む必要があり、手間がかかる。複雑な加工を自動化する場合を除けば、csvdeコマンドやldifdeでも十分役に立つ。